審美歯科
白さはもちろん、歯の形や歯茎の形態までバランスよく整える
- 歯と歯茎の間が黒ずんでしまっているのを治したい
- 色や形が不自然で、歯をみせて笑うのが恥ずかしい
当院にご相談に来られる患者さまの中には、上記のようなお悩みで来られる方も多くいらっしゃいます。歯が気になって思いっきり笑えないという状態は精神的に決して良い状況とは言えず、仕事や人間関係にも消極的になってしまう方もいらっしゃいます。
当院では、歯の色や透明感などの材質だけではなく、歯の形や歯茎の形態まで総合的に診て、その方に合ったお口元の美をご提案させていただいております。
その人に合った歯の形をプロデュース
その人に合ったお口元の美しさを引き出すためには、「歯の形」もとても重要なポイントです。審美歯科を掲げている歯科医院はとても多いですが、歯の形や歯茎の形態まで見る歯科医師はまだまだ少ないのではないでしょうか?
人の印象は、歯の形ですごく変わってしまうもの。当院では、仮歯を作った後に、お話をしたり、笑っていただいて、その人に合った歯の形に調整していきます。その人に合った歯の形は、お顔立ちだけではなく、患者さんの服の趣味によっても違ってきます。例えば、フェミニンな洋服が好きな人は、角ばった形の歯よりも、やや丸みを帯びた形の方が似合うんですよ。
性格や趣味、ライフスタイルまで考慮してた上で、その人らしい、美しいお口元を引き出せるよう努めております。
ガミースマイルの治療
ガミースマイルとは、笑ったときに歯茎の大部分が見えてしまう状態の事を言います。
「思いっきり笑えない」「口を開けるのが恥ずかしい」という気持ちは、表情だけでなく、精神的にも大きな影響を与えてしまうもの。ガミースマイルがコンプレックスとなってしまっている人も少なくはないようです。ですが、ガミースマイルの治療は、簡単なものであれば10分程度の治療時間でできてしまいますし、出血などもほとんどありません。
程度や症状によって治療内容もさまざまありますので、お一人で悩まず、まずはお気軽にご相談下さい。
ただ、一言でガミースマイルといっても、その原因はさまざま。原因が異なれば、治療法も全く違ってきます。下記では、ガミースマイルの主な原因と当院で行っている治療法についてご紹介させていただきます。
ボトックスによるガミースマイル治療
上唇には上唇挙上筋といわれる筋肉が存在していますが、この筋肉が発達しすぎていると、笑ったときに唇が上に引き上げられすぎてしまうため、通常よりも歯茎が多く見えてしまうことがあります。このような場合は、上唇挙上筋の働きを和らげる「ボトックス注射による治療」が有効となります。
ボトックス注射とは
ボトックスとは、ボツリヌス菌から抽出されるたんぱく質の一種を過度に緊張している筋肉に注射することで、一時的に緊張をほぐす治療法です。
ガミースマイル治療では、上唇の上げ下げをコントロールしている上唇挙筋郡にボトックスを注入することで過剰に上唇が引き上げられることを抑制し、歯茎が見えすぎてしまうことを防ぎます。メスを一切使用せず、薬剤を注入するだけの治療ですので日常生活の制限もなく、手軽に治療できることが特長です。
ただし、注入量や濃度、注入部位の調整など、ドクターの技術や経験によって結果に差が出てしまいますので、医院選定の際はドクターの実績や経験もしっかりとチェックされることをおススメいたします。(※ボトックス注射とは、ボツリヌストキシン製剤の商品名です。一般的にボトックスという名称が普及しているため、患者さまに解りやすいようボトックスという名称を使わせていただいております。)
ボトックス治療の特徴
- 1回の通院で治療が終了します。
- 注入後の日常生活にも全く支障はなく、副作用もほとんどありません。
- 注入後の痛みや腫れもほとんどなく、周囲の人も気づかれません。
- 術後2-3日で効果がではじめ、その効果は約4~6ヶ月ほど続きます。※注入を中止すれば自然に元に戻ります。
- 効果が切れる前に再度注入することで、効果を持続させることができます。
歯肉形成によるガミースマイル治療
歯茎が発達しすぎている場合などで歯よりも歯茎の割合が大きくなると、少し笑っただけでも歯茎が見えてしまいます。
このような場合は、歯肉整形によるガミースマイル治療が有効です。
歯肉整形とは
歯肉整形とは、半導体レーザーを使って歯茎をカットし、歯茎の形を整える方法です。ガミースマイルの治療はもちろん、歯茎の高さが不揃いな時などに、歯茎ラインをキレイに整える際にも用いられる治療法です。
基本的には1回の通院で終了。出血もほとんどなく、簡単なものでしたら10分程度の治療時間で終わります。ただし、あまりカットしすぎてしまうと歯根が見えてしまい、虫歯や知覚過敏のリスクが高くなってしまうなどといった注意点もあるため、適応症例の見極めが重要になります。
ケースによっては、上記のボトックス注射と併用が推奨される場合もあります。
歯肉整形治療の特徴
- 1回の通院で治療が終了します。
- 術後の腫れはほとんどなく、日常生活にも支障はありません。
- レーザーで切った後の傷も、約2週間ほどで目立たなくなります。
- 歯や骨をいじらないので、身体的負担が少なくて済みます。
メタルタトゥーの除去
メタルタトゥーとは、差し歯やブリッジなどに使われている金属が歯茎に溶け出して歯肉に沈着し、歯茎が黒ずんで見えている状態のことをいいます。
メタルタトゥーによる黒ずみを除去するためには、まず原因となっている金属を取り除いた後、黒ずみを除去する処置を行います。程度が軽い場合は、レーザーや薬剤によるガムピーリングで除去できますが、金属が歯茎の奥深くまで入り込んでしまっている場合などは歯周外科処置が必要になることもあります。
また、黒ずみを除去した後も再度メタルタトゥーができてしまわないように、金属を使用しないセラミックなどによる治療をおススメしております。
メラニン色素の除去
「メラニン色素」というと、肌に出来るシミをイメージされる方が多いかと思いますが、実は歯茎にもお肌と同じように、外部からの刺激でシミ(黒ずみ)ができてしまいます。
主な原因としては、タバコや紫外線、刺激の強い食べ物などが挙げられますが、比較的広範囲に黒ずみが及んでいる場合が多いので、不健康そうに見えてしまったりと悩まれている方も多いかと思います。
ですが、メラニン色素による黒ずみはメタルタトゥーによる黒ずみと違って、歯茎の表面にのみ生成されているものですので、比較的簡単に除去することができます。
当院では主に、薬剤を使った歯肉ピーリングをおススメしておりますが、1回の施術でくすみが消え、きれいなピンク色の歯茎に戻ります。
歯茎ピーリングの方法はいくつかありますが、当院では主に、下記の方法による歯茎ピーリングをご提供しております。
薬剤による歯茎ピーリング
フェノールという薬剤を使用して黒ずみを除去する方法です。
これは、フェノール剤が持つタンパク変性作用を利用したピーリング法で、フェノール剤を歯茎の黒ずんでいる部分に塗布することによってメラニン色素とともに粘膜の上皮組織を除去する方法です。
施術の時間は、片側の歯茎で1回5分程度。沈着の程度にもよりますが、ほとんどの方は1回の施術でくすみが消え、きれいなピンク色に戻ります。
レーザー治療による黒ずみの除去
歯茎の黒ずんでいる部分に直接レーザーを照射し、取り除く方法です
レーザーの場合は、歯茎の深い部分まで作用しますので、沈着の深度が深いメラニン色素による黒ずみの他、金属が原因のメタルタトゥーに対しても有効です。
薬剤による歯茎ピーリング同様、ほとんどの方が痛みもなく、1回の施術できれいなピンク色の歯茎を取り戻しております。
歯茎の黒ずみを予防
習慣の改善
歯茎の黒ずみの原因としてとても多いのが、タバコによる色素の沈着です。
タバコに含まれるニコチンやタールといった成分が歯茎のメラニンを作る細胞を刺激し、歯茎を黒く変色させてしまうのです。また、喫煙の習慣は歯ぐきの毛細血管を収縮させ、血流を悪くし、歯周病を促進してしまう原因にもなります。
歯周病により炎症が起き、さらに血流が悪くなってしまうと、ますます歯茎を黒ずませてしまうことになりますので、本数を減らしたり、禁煙グッツを利用するなどしてタバコの習慣を改善されることをおススメいたします。
金属のかぶせ物や土台を非金属素材に替える
黒ずみの原因が金属のかぶせ物や土台などが原因のメタルタトゥーである場合、その原因となっているかぶせ物を非金属素材に変える必要があります。
特に、保険診療で歯の神経を除去する治療を行った場合には、ほとんどのケースで「メタルコア」という金属の土台が使用されているかと思いますが、この金属の土台もメタルタトゥーの原因となってしまいますので「ファイバーコア」という非金属性のものに変えることが推奨されます。ですが、かぶせ物の交換と違い、土台を取り外すことは非常に難しいテクニックを必要とすることで、土台の装着のされ方によっては更に歯を削らなければいけなかったり、最悪の場合、歯が割れてしまうかもしれないというリスクも伴います。
当院ではまず、現在の状況を診断させていただいた上で除去が可能かどうかを判断、ご説明させていただいております。保険治療は一時的なメリットとしては手軽に、安価にできる選択肢ではありますが、後々やり直そうとした場合に、必要以上の費用と肉体的ダメージを受けてしまう事にもなりかねません。そのようなことにならないよう、当院では治療前のカウンセリングもとても大切にしております。
歯周病の治療を行う
歯周病が原因の黒ずみである場合、歯周病の治療を行うことで黒ずみが解消されていきます。当院では、一般的なスケーリング・ルートプレーニングによる歯周病治療の他、レーザーを用いた治療法や、薬で歯周病菌を除去する3DS除菌法なども行っております。患者さまの状況やお口の中の状態を拝見させていただいた上で、患者さまに合った治療方法をご提案させていただきますので、まずは一度ご相談にいらしてください。
ブラックトライアングル
ブラックトライアングルとは、歯と歯の間のすきまと歯肉に囲まれた部分に出来る三角形の隙間のことを指します。
ブラックトライアングルが出来てしまう原因は、加齢による歯茎の衰退、歯周病による歯肉退縮なども挙げられますが、矯正治療や歯ぎしりによって歯茎が下がってしまった場合などにもよく見られる現象です。下がってしまった歯茎、痩せてしまった歯茎は、残念ながら自然に元に戻ることはありません。
治療法としては、ラミネートベニアやセラミッククラウン、レジンなどで隙間を埋める方法もありますが、ご自身の歯を削ったり、詰め物を詰めて清掃性が悪くなってしまうと虫歯や歯周病のリスクも高くなってしまう事から、当院ではヒアルロン酸による治療をおススメしております。
ヒアルロン酸によるブラックトライアングル治療
歯茎が下がってしまった箇所にヒアルロン酸を注入することで歯茎にハリと弾力を与え、隙間を埋める方法です。
歯茎に注射をするだけですので処置も短期間で終わり、ヒアルロン酸を注入した直後から効果を確認できます。持続期間は永久的ではありませんが通常は約半年から1年ほど効果が持続し、ヒアルロン酸を使い続けることによってその期間を長くすることが可能になります。